オリゴメタスタシスとは少数個の転移のみ存在する状態ということのようだが、このことに関して前立腺がんガイドブックはどのように書いているか引用してみる。
オリゴメタ(少数転移)よりこの文を読んだからだと思われるが、骨転移の父親が外照射を実施することになり、主治医に対して質問をしようと思っているという投稿がありました。具体的には以下の記述。
転移巣が少ない場合には、根治ないし長期延命を狙った放射線治療を試みる価値があると考えられるようになってきました。
それが根治をめざすものなのか今わからなくなってきたので明日主治医に相談してみようと思います。この投稿を読みオリゴメタスタシスに関して調べたこと及びガイドブックの筆者の武内氏に質問して掲示板での投稿の流れは以下のとおり。
1.2018年 3月29日の投稿 投稿者:私
2.2018年 4月 1日の投稿 投稿者:私
3.2018年 4月 4日の投稿 投稿者:武内氏
4.2018年 4月 4日の投稿 投稿者:私
2.の投稿で先にあげたガイドブックのオリゴメタスタシスに関する記述を書き、以下のように質問した。
日本における根治を狙った放射線治療の例について具体的に教えていただけないでしょうか。できれば論文、あるいは学会発表でのご教示を。これに対して3.では以下のように書いている。
もっと慎重にと言われればその通りであり、やや安易な表現に流れたかもしれません。この投稿よりもう10日以上経っているが修正されていないので、本稿を書こうと思った次第だ。3.の投稿であげられている京大の溝脇氏の学会発表について「症例中に骨転移の含まれる比率は分かっておりません」と書いているが、4.でその発表には「D2なので「症例中に骨転移の含まれる比率」は0」ということを示した。
もう少し表現を考えてみます。(後日)
骨転移に対して根治を狙った放射線治療があるとは思えません。
2.で紹介したオリゴメタスタシスに関する放射線療法を用いた12の研究に対するレビュー論文には以下のように書かれている。
The rationale of achieving local control is that the macroscopic sites of disease may potentially cause morbidity and mortality if not treated effectively. Local control of oligometastasis may provide symptomatic relief as well as reducing the burden of systemic therapy.
Google翻訳
局所制御を達成するための理論的根拠は、巨視的疾患部位が効果的に治療されなければ、罹患率および死亡率を潜在的に引き起こす可能性があることである。oligometastasisの局所制御は、全身療法の負担を軽減するだけでなく、症状の軽減を提供することができます。
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