その表より外照射、小線源を治療数の多い順にまとめた表を作成し、サイトに前立腺がん治療全国ランキングと題して書いた。
。
そのうちの小線源に関して少し補足してみよう。
小線源治療を外照射と小線源併用と小線源とに分けて治療数を提示しているのが参考になる。
小線源治療数(単独と併用を足したもの)について、小線源治療数上位病院で示した2013年の値と比べてみる。
放射線治療 Brachytherapy(小線源療法)で東京医療センターの斉藤史郎氏はこう書いている。
現在までに全国117の施設で治療が実施されたが,最近は症例数の多い施設と少ない施設が明確に分かれており,センター化の傾向にある.
以下の推移より確かに上位5つの病院は増えてはいるが、大きく増えているわけではない。2013年より減っている病院もある。
( )内は2013年の値である。*は2016年の値が2013年より大きいもの。
1 東京医療センター 270(208)*
2 滋賀医科大 135(102)*
3 北里大 131(103)*
4 奈良県立医科大 122(112)*
5 慈恵大 120(109)*
6 横浜市大 120(136)
7 (国)埼玉病院 100(111)
8 長野市民病院 73(94)
9 徳島大 71(63)*
10 慶応大 59(31)*
11 藤田保健衛生大 55(76)
12 伊勢崎市民病院 53(38)*
13 岩手医科大 49(69)
14 埼玉医科大国際医療センター 46(30)*
15 長崎大 46
16 京都府立医科大 46(55)
17 弘前大 43(32)*
さらに外照射併用の表をみると件数12件以上は11しかない。外照射併用の治療結果の表であるから中間リスクも含まれていると思われる。
高リスクで小線源と外相照射とホルモン治療を併用した治療を実施した病院はさらに少なくなる。
高リスク前立腺がんで、トリモダリティーを積極的に実施している施設で示されている病院のうち以下のものは一覧表には記載されていない。
札幌医科大学附属病院、昭和大学江東豊洲病院、済生会横浜市東部病院、県立広島病院、戸畑共立病院、熊本赤十字病院
がん診療連携拠点病院と日本泌尿器科学会認定施設1245病院を対象のベスト40には入っていないものでどの程度の治療数なのか不明である。
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この記事へのコメント
さっちゃん
ご無沙汰しています。
ブログ拝見しました。
いつも丁寧に調べていらっしゃるのには頭が下がります。
放射線治療を受けた身としてはきになる内容でした。
参考になります。ありがとうございます。
石葉
コメントありがとうございます。
HDRに関しては治療を行っている病院はすくなく特にExcelにデータを入れていませんでした。
さきほど改めて投稿しました。