二次発がん(膀胱がん)の恐れ

治療法を決める際に主治医は外照射は二次発がんの可能性についていった。病院内にあった膀胱がんの冊子を手にとり、パラパラとながめた。そう真面目にみたわけではない。10年後のことを心配しても仕方がないという気持ちになった。

サイトに二次発がん(膀胱がん)と題して以下の論文2つを紹介した。
World J Urol. 2017 May;35(5):713-720.
BMJ. 2016 Mar 2;352:i851.

2 は体系的なレビューとメタ解析ということで21の論文を対象としたものである。前立腺癌放射線治療後の二次発癌リスクについて [医療のトピック]という解説記事がある。

論文発表の時期から1 は2の対象外である。とはいってもデータベースより346,429人を対象としたもので数的には十分かなと思う。結論にこう書かれている。
前立腺放射線照射後の膀胱がんのリスク増加は、人種に関係なく、主に10年後に起こる。10年後に膀胱がんを発症する相対リスクは、外照射または外照射および近接照射療法よりも近接照射療法後の方が有意に高い。前立腺照射後の膀胱がん、特に近接照射治療後の膀胱がんは、一般に前立腺がんのない患者よりも低ステージであるが高悪性度である。
小線源単独の場合、膀胱がん発症のリスクが高いのはどうしてだろう。

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