といったところで、久しぶりにGoogle Scholarで"IMRT PSA survival +Japan"、2017年以降で検索し、日本の寡分割照射に関する論文をみつけた。
東京女子医大の橋本 弥一郎氏を筆頭著者とする論文、Int J Clin Oncol. 2017 Jul 31. だ。
一日おきに3Gy照射し、計66Gy照射ということだ。すなわち、祝日がないとすると、月、水、金と照射ということで、7週と後1日で終了という日程である。
寡分割照射といっても期間的には例えば通常照射で計78Gy照射と比較すると3日短いだけだ。
2005年5月から2011年12月の間に、IMRTを受けた限局性前立腺がん(T1-3N0M0)患者195人が対象である。内訳は以下のとおり。(リスク分類はD'Amico)
低リスク 27人(13.8%)
中間リスク 70人(35.9%)
高リスク 98人(50.3%)
観察期間の中央値は69ヶ月であり、13人がPSA再発した。5年PSA非再発率は92.4%であり、全生存率は97.7%だった。
5年PSA非再発率
低リスク 100%
中間リスク 93.2%
高リスク 89.8%
ネット上の寡分割照射で私的なサイト、ブログ、掲示板等のネット上で寡分割照射で治療を受けた例を書いた。ここに書かれている例が上記の論文の病院に該当するものがあるかもしれない。
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