ロボット支援手術数と小線源治療数

サイトでda Vinci設置台数という記事でda Vinci の設置台数を書き、Intuitive Surgical, Inc.のデータで更新してきた。日本の設置台数も記載されていたが、今は知ることはできない。

導入実績:da Vinciについて | 日本ロボット外科学会に書かれている値が今しることのできる最新値である。
da Vinci設置台数(2016年9月末現在)
日本…237台
世界…3803台
さらに手術数はda Vinciの手術件数に以下の値が載せられている。
泌尿器 2014年 8,780 2015年 12,404
これは保険が適用されている前立腺悪性腫瘍手術すべてではないと思うが、大部分だろう。

小線源の治療数は東京医療センターの斉藤史郎氏の放射線治療 Brachytherapy(小線源療法)のFig. 2 治療件数には以下のように載っている。
2013年 3,376 2014年 3,046
ロボット支援手術は2014年から2015年にかけて小線源の年間の治療数以上の分増えている。斎藤氏は以下のように書いている。
さらに症例数が減少傾向にあるのは,全国でロボット支援前立腺全摘術が増加しているためと考えられる.
これは減少の原因の一つではあろうが、あまり大きいものとはいえない。ロボット支援手術の急激な増加と同様な急激な現象を小線源治療数がなっているわけではないからだ。
しかし、小線源治療数の2015年をしらないので、更に急激に減少しているのかもしれない。

年間何件ぐらい行われているか計算してみる。da Vinci は上記の私のページに書かれているQ4 2015 の台数 215 より計算する。病院毎の件数ではなく、装置毎の件数となる。

小線源  2014年 3046/117 = 26
da Vinci 2015年 12,404/215 = 58

いずれ、da Vinci 手術数も頭打ちにはなるだろう。かつて小線源治療数がピークとなったと同様に。

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