治療法比較3の一覧よりさらにfull text が参照可能な千葉県がんセンター、北海道大学の値をT3以上の患者の割合が多い順に以下に示す。
1.東北大学
時期 2003-2008
患者数 105人
GS 8以上 68人(65%)
T3 67人(64%)
2.千葉県がんセンター
時期 2001~2010
患者数 156人
GS 8以上 88人(56%)
T3以上 74人(47%)
3.北海道大学
時期 2004-2011
患者数 48人
GS 8以上 36人(75%)
T3以上 19人(40%)
T3以上は40%〜64%であり、高リスクに対する小線源治療の患者比較(論文による)その2の滋賀医科大(64%)を除いた範囲、0%〜15.8%と大きく異なる。
すなわち圧倒的にIMRTのほうが病期の進んだ患者を多く治療しているといえる。
ただし、滋賀医科大の患者の特性は他の小線源治療を行っている病院と著しく異なるといえる。
トリモダリティという言葉がネット上、ごく限定された意味で使用されることが多いということを掲示板に「トリモダリティ考」と題して投稿(補足説明)で示した。
論文においても高リスクにトリモダリティが適応だというのは限られた一病院に対するものだということが如実となった。
正確にいうと、GSが8以上の場合は適応の可能性はあるが、病期がT3以上の場合は対応する病院は限られてくるということである。
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