PCTRFと滋賀医科大の治療成績

PCTRF (Prostate Cancer Treatment Research Foundation)

掲示板の2017年2月7日の投稿Prostate Cancer Treatment Research Foundation | PCTRFをしった。このサイトは前立腺癌小線源治療学講座 | 滋賀医科大学のページにもURLが記載されている。

この各治療成績に関する論文のPSA非再発率を分かりやすくプロットし、その治療法ごとにどのような分布になっているかを示すCompare Prostate Cancer Treatmentsはなかなか便利である。

Compare Prostate Cancer Treatments - High Risk | PCTRFのページで"Select Treatments to Compare"で治療法を指定すればいい。グラフ表示のところにマウスをもっていくとパーセンテージが表示されて、クリックするとどの論文からの情報かということが分かるという仕組みだ。

このページの紹介を簡単にProstate Cancer Treatment Research Foundationという表題で行った。当方のサイトで紹介した論文が載っていないことも推定される理由とともに示した。営々と調べサイトに紹介した論文もかなり載っている模様だ。

年に2回更新されるようだ。ただ、論文掲載の基準はAcceptance Criteriaに書かれているとおりである。
Prostate Cancer Results Study Group の図は更新されていないようで、PCTRFはその点からもいい。

滋賀医科大の治療成績

上記のサイトの記事の終わりにこう書いた。
3. 滋賀医科大学でおこなっている前立腺癌小線源療法の特徴についてで書かれている5年PSA非再発率、高リスク96.3%という治療成績が書かれた論文がHigh Risk | PCTRF に追加されるのはいつになるのだろうか。
ブルーコバトン さんのブログ、前立腺がん治療日記の記事に腺友掲示板に精力的に書いているSANZOKUさんからコメントが書き込まれていた。
ちなみに滋賀医大のこれまでの治療成績は、いよいよ学会でアクセプトされ、近日中に読めるようになるようです。
PCTRFの掲載条件(暗黙には英文の医学誌に掲載)、追跡の中央値は5年以上等をクリアし、PCTRFに掲載される日が近づいたということになる。

ただ、5年PSA非再発率、高リスク96.3% がプロットされたとしても、トモセラピーによる5年間の治療結果(愛知県がんセンター)で紹介した愛知県がんセンターの富田夏夫氏の論文、番号 #117J Cancer Res Clin Oncol. 2016 Jul;142(7):1609-19の高リスク 97.7%の下に表示されることとなる。

愛知県がんセンターの治療成績はPCTRFの EBRT + ADT の楕円表示の外にある。滋賀医科大は楕円の中に入るだろうか、そのことも興味ある事柄である。

いずれにしろ、滋賀医科大の情報をいち早くキャッチし、ブログのコメントではあるが、提示したSANZOKUさんはきっと論文が発表されたら、掲示板の「論文・詳細スレッド」に詳細を紹介してくれることだろう。

-----2017/03/19に追記
掲示板で再三、論文の紹介をお願いした結果、2017年3月17日に滋賀医科大学の治療成績についてと題して掲示板の論文スレッドにSANZOKU氏は投稿した。
<論文の概要>と<感想>が書かれていて、表題どおり論文をベースにし、滋賀医科大学の治療成績という観点で個人的感想を書いたものがメインである。

新たなトリモダリティを彩る言説が広がっていくだろうか。

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