大豆、緑茶、トマトは前立腺がんの予防に関与? ガイドライン 2016年版

川野さんのブログの記事、生活の質を落とさないで、がんになっても食事を楽しみたいの以下の一行がきになった。
緑茶ががんに良いのはしっていたが、進行をおさえるというのは始めて知った。
そこで、国立がん研究センターの緑茶に関する研究の概要のページ、緑茶飲用と前立腺がんとの関連についてを紹介するコメントをした。なお、この研究はAm J Epidemiol. 2008 Jan 1;167(1):71-7として論文にまとめられたものである。

といったこともあり、日本泌尿器科学会/編『前立腺癌 診療ガイドライン 2016年版』メディカルレビュー社をみてみる。P.28に次のように書かれている。
CQ2 
大豆、緑茶、トマト等に含まれる機能因子は前立腺癌の予防に関与するか?
前立腺癌では、食生活を中心とする生活環境要因が重要な役割を果たしている可能性がある。これまでの研究では、大豆に含まれるイソフラボン、緑茶に含まれるカテキン、トマトに含まれるリコペン等の機能因子による前立腺癌発症予防が注目されている。 推奨グレードC1
推奨グレードC1 科学的根拠はないが、行うよう勧められる。
緑茶に関しては解説で上記の論文を参照し、こう書いている。
緑茶飲用と限局性前立腺癌の間には有意な関連を認めなかったが、1日5杯以上の緑茶を飲用する群では、1日1杯未満の群を比べて進行性前立腺癌の発症リスクが有意に低かった(相対リスク比:0.52(95%CI:0.28〜0.96))。


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