公開されている医療情報、質の高い情報を手に入れるテクニックをしるということでの読書であった。まったく知らないということはなかったにせよ、参考になることは多かった。
私のサイトにリンク集ということで、掲載しているが、それに追加するのではなくしらなかったURLを医療情報リンクということでまとめた。
P.9に書かれているEvidence based Medicine、略してEBM の根拠に基づく意思決定の図は以下の各々の集合がどの程度の割合なのか素朴な疑問をもちつつ、ああそうなんだなと合点する。
医療の専門性
・研究から得られた根拠(エビデンス)
・患者の状態や置かれている環境
・患者自身の価値観や行動
この図はBMJ. 2002 Jun 8;324(7350):1350.からのものだと明記されている。full textより、Figureを確認する。上記の原文は以下のとおり。
Clinical expertise
・Research evidennce
・Clinical state circumstances
・Patient's preferences and actions
エビデンスでランダム化比較試験について、日本医科大学の勝俣氏の講演の動画を紹介した。本書ではP.79に以下のように書かれている。
ランダム化、つまりくじ引きやサイコロで出た目によって二つのグループに分ける方法の最大の特徴は、どちらのグループに入るかは、まったくの偶然で決まるという点だ。偶然とは、いい加減のように見えて、実は極めて公平なのだ。
ランダム化を行って全体を二つのグループ(三つ以上のグループに分けることもある)に分けた上で、それぞれのグループを比較する方法のことを、ランダム化比較試験(Randomized Controlled Trial 略してRCT)と呼ぶ。
RCTは、治療の有効性を検証する際に、最も客観的で偏りが少ない方法であることから、”ゴールド・スタンダード”と呼ばれることがある。
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