IMRT後のPSA値

私のサイトは2016年7月18日より更新を休止していた。サイトのtopページのデザイン更新に記したようにデザインを変えてみた。表紙が変わるとまた新規に書いてみていいかなと思うのも人の性ということで、前立腺がん覚え書と題して更新を9月14日より再開した。
この表題は原口統三の「死人覚え書」よりとった。サイトで延々と書いてきた「日乗」が治療の副作用に書いたように永井荷風の『断腸亭日乗』に由来するのに比し、なんと不吉で潔いことだろう。

最初に書いたのは今、最も関心のあるIMRT後のPSA値である。

以前、治療法によるPSA推移で紹介したスタンフォード大学の Mark Buyyounouski氏の講演の動画よりPSA推移の図をキャプチャーしリンクした。
更にその図より数値的なことを独断で解釈した。

もうひとつ名古屋市立大学のHayashi氏他の論文を紹介した。

IMRT治療を行った患者116人をIMRT単独でPSA非再発の場合、ネオアジュバントホルモン治療とIMRTでPSA非再発の場合及びPSA再発にグループ分けし、考察したものだ。

非再発のグループに関して以下のように書かれていることに安堵した。
PSA levels never increased by > 1 ng/mL from the nadir during a median of 37 months (range, 10-55 months).
私訳
PSAレベルは決して中央値37カ月(範囲 10-55カ月)の間で最下点から1ng / mL を越えて増加しなかった。

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この記事へのコメント

  • gettingbetters

    安堵できてよかったですね。
    2016年09月18日 11:48
  • Gettingbetters

    貴WEBサイトの題名修正致しました。
    2016年09月20日 22:16