これは断端陽性の場合のPSA非再発率で示した川島清隆 根治性向上を目指した解剖学的拡大手術の可能性について 泌尿器外科 2011年 24(2). 141 〜 147と同じ号に掲載されているものだ。
今回川島氏の論文を再読しているとき、Google ブックス で無料で読むことのできる同じ号の記事をぱらぱらとみているときに発見した。
「日本のCRPC研究会において集積され、中央病理医レビューが行われた前立腺全摘2,854症例(72施設:術前治療無し)」を対象としたコホート研究であり、次のように書かれている。
CRPC研究会の研究会のコホートにはハイヴォリューム施設だけが含まれているわけではないのでより実地医療に近いデータといえる。図3のPSA非再発率図をみて目視で9年PSA非再発率を次のように確認する。
断端陰性:80%
断端陽性:50%
川島氏は講演のビデオで「断端陽性の場合、再発はその50%ぐらいといわれています」といっているのはこの論文を参照しての発言なのかもしれない。
掲示板に投稿した。
上記の論文をふまえ、T氏の断端陽性に関する表現は正しくない(間違っている)という指摘だが、その対応が目に浮かぶ。
1) 黒岩顕太郎他 前立腺癌の進展様式:病症の局在と断端陽性について 泌尿器外科 2011年 24(2).129~133
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