その後、13種のがんリスクの低下は運動量と深く関連 | 海外癌医療情報リファレンスに同じ論文を元にした記事をみた。この記事はIncreased Physical Activity Associated with Lower Risk of 13 Types of Cancerであり、記事はもちろん、元の論文をきちんと参照している。
1987年〜2004年の144万人の患者のデータを元にしたものであり、186,932人ががんを発症した。運動量の上位10%と下位10%を比較している。
その結果、13種類のがんに関しては運動をたくさんしている人のほうががん発症が少ないという結論だ。
ただし、前立腺がんに関しては逆の関係となったということである。運動しないほうが罹患率が低いという結果である。値としてはそう大きいものではないが。
ちなみに私は運動は嫌いであり、日常的には運動はしていなかった。
それでも前立腺がんを発症してしまった。ということで、父親が罹患しているので、遺伝的なことのほうが影響大だろう。
前立腺がんになった場合は次の記事が少しきになる。
・ 運動をする前立腺がん患者は死亡リスクが低い:がんナビ
この記事はJ Clin Oncol. 2011 Feb 20;29(6):726-32を元にした記事である。
2,705 人の患者を元にした論文である。
がんナビには次のように書かれている。
普通または速いペースのウォーキングを1週間に90分間以上行った男性は、楽なペースのウォーキングを1週間当たり90分間未満行った男性と比べて、総死亡リスクが46%低かった。激しい運動を週に3時間以上した男性では、49%低くなった。論文の結論は以下のように書かれている。 (私訳)
一方、前立腺がんによる死亡リスクへの明確な効果は、激しい運動をした男性にだけみられた。
前立腺がん患者において、身体活動は低い総死亡率と前立腺がん死亡率に関係していた。1週あたり3時間以上の適度の量の活発な活動(例えばサイクリング、テニス、ジョギングまたは水泳)は前立腺がん死亡率を実質的に改善する可能性がある。いずれにしろ、私には考えられない過大な運動を継続しなければ前立腺がん死亡リスクを減らすことにならないということのようだ。せいぜい、軽い運動でその他の死亡リスクを減らすこととしよう。
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この記事へのコメント
サラリーマン
石葉
コメント ありがとうございます。
どうしても、原文、原論文がきになり、いささか煩わしいメモとも何ともいいようもない記事を書いていますが、今しばらくは続けるつもりです。