「放射線治療中のあなたの感情について」に興味深いことが書かれていた。
放射線治療期間中には次のような感情が生じるかもしれません。確かに一種の監視療法の結果、がんが確定したので、がんの告知と「魔の2週間」に書いたように確定後の混乱といった感情はなかった。しかし、IMRT治療が開始ということで、2014年10月2日に治療計画CTを受けたその帰り、ちょうど勤労者の帰宅時間となり、帰っていく人と私の間に目にみえぬ線がひかれ、隔絶されているという何かやるせない気分となった。
不安
抑うつ
恐れ
怒り
不満
無力感
孤独
これらの感情が生じることはよくあります。癌とともに生活することや治療を経験することはストレスに満ちたものです。さらに倦怠感により、これらの感情に対処するのがより難しくなるかもしれません。
癌に罹患することや治療を受けることはストレスに満ちたものです
その感懐を俳句にした。
日常に見えぬ線ひく秋の暮
掲示板にもそのことは2014年10月4日に投稿した。
句作が一種の感情の浄化といった効用があるのだろう。生検前の感懐含め、拙作を俳句にまとめた。ただ、余命などいう言葉を使ったのは言霊を呼び込んだのかもしれなかったと思う。くわばらくわばら。
「放射線治療中のあなたの感情について」には更に次のように書かれている。
確かに放射線治療中はあんなに好きだったアバンギャルドの音楽をまったく聴くきにならなかった。
治療中、自分の気持ちの起伏に対処する手段はたくさんあります。他の人たちに役に立った方法をいくつか示します。
リラックスと瞑想・最も好きな場所であなた自身のことを考えてみましょう。一息ごとに注意を払いゆっくり呼吸したり、心が安らぐ音楽を聴いたりしてみてください。心が落ち着き、ストレスを減らすことができるでしょう。
音楽の嗜好の復活に書いたとおりだ。
「放射線治療とあなた」というパンフレットを治療開始前に読んでいたらなあと今は思う。
……2023/06/03に追記
現状のNCIのPDFには「放射線治療中のあなたの感情について」という項はなく、参考としてリンクされているCoping With Cancer - NCIよりEmotions and Cancer - NCIを読む。
うつ病の一般的な兆候としてあげられている以下のもの。
feeling helpless or hopeless, as if life has no meaningこれはいつも感じていることであり、それ自体は解決することはないと認識している。
あたかも人生に意味がないかのように無力感または絶望感を感じる
ブログ村に参加しています。クリックお願いします。

にほんブログ村
この記事へのコメント