厳しい状況であるが、抗がん剤を断固拒否している京かつらさんのブログを再度読んでみた。
・ 前立腺がん確定時(2013年12月)の年齢、病期など
年齢:61歳
PSA:936.36
転移済みの前立腺がんとのこと
・検査値と処方の推移
2015年9月23日の記事、ザイティガからイクスタンジへ によるとエンザルタミド(商品名:イクスタンジ)を処方されたが、「このままイクスタンジを飲まなかったら、どんな症状に悪化していくのだろうという興味もあったし、連休に(車で)長浜へ行くためにも飲まないほうが安心だ、などと考え、とりあえず次回の診察まで飲まずにおこう決めた」ということで、大胆に飲まなかったとのことだ。
上記の一覧表にも「(処方されたが飲まなかった)」と書かれている。
レコードの処分でレコード、のみかん箱3個分を処分したと書かれている。PC対応のUSB端子付きのレコードプレーヤを購入しCD-R化していたが、「残して聴きたい価値のある録音か?」ということでその行為も止め、一気に処分したとのことだ。
私もそう多くはないがレコードを所有し、ほとんど聴かないが、処分するにはまだ少し未練がある。それはこの世に対する未練と同じだ。
また、私は少しは副作用あるかもしれないが、抗がん剤しか手段が残されていない場合は、当然、抗がん剤治療を受け、ジタバタすると思う。QOLなど、どうでもいい。生きていてこそと思う。
しかし、もちろん、標準治療の範囲内であり、高額な治療を受ける気はまったくない。
そうして更に症状が進んだ場合は2005年1月20日にもっと、モルヒネを !で書いたように痛みに弱い私としては「日本で服用可能な限りのモルヒネを所望し」安らかな日々をおくろうと思う。
-----以下2016年11月23日に追記
11月21日に最後の投稿を致しますという記事があった。こう書かれている。
今後起き上がってこのブログを書くことが困難になるでしょうから、早めにこのブログ閉じます。そして最後のことは娘が報告するよう、お願いしておきます。それまで数週間、あるいはそれ前後かわかりませんが、時折開いてみてください。達観としたブログの記述であり、悲しいお知らせも淡々としている。
京かつらさんのように私は多分、最後を迎えることはできないだろう。
-----以下12月13日に追記
本日、訪問したところ、京かつら さんの娘さんが前立腺がんと共に生きた父の最期と題して12月11日に投稿していた。12月2日に亡くなったということだ。
彼女の書いている家族思いの京かつらさんの最後の日々を読み、少し涙ぐむ。
それは多分、私にはあり得ない日々だろうとの諦念の意も少しある。
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