項目を意識して書いたものではなく、ブログ投稿の際、表題をつけてはいるが、書いた本人が何を書いたか分からない状況ではある。(認知症のはじまりかも)
それは書かれていることに対する感情的な反応を重視した結果である。
というわけで、少しまとめ(そうなるかどうか極めて疑問だが)の文を書いてみようと思う。
しかし、まとめの文もいささか感情的なことはこの長期連載の動機からいっても仕方がない。
1.小線源、そうしてトリモダリティ(HDRも含む)は素晴らしいということが不十分な治療例で述べられている。
トリモダリティ治療実施後、経過観察状態で5年以上経っている治療例は1例のみ
・その3ー1 治療例の詳細
・その3ー2 治療例の詳細よりみえてくるものがある
このことは腺友倶楽部(前立腺がん患者・家族の会)の会長、武内氏も「前立腺ガン 最善医療のすすめ」(藤野邦夫)書評でこういっている。
ちょっと厳しい目で見ると、その多くはまだ経過年数が不十分な途中経過であって、医学的見地からはかなり不十分なデータと言わざるを得ないわけです。本としては、特に医学的な見地でトリモダリティの優秀さをいっているわけではない。
治療が難しい「高リスク」の前立腺がんに対してトリモダリティによって対処できたということを示せればいいのである。
・その3ー3 週刊朝日の東京医療センターの例と比較して
2.小線源療法以外の治療法が不十分で劣っていることが頻繁に記述されている。
(1)「まえがき」で手術を受けて再発した人を誹りともいっていい筆致で書いている。
・その1 - 手術療法を謗ることの怪
(2)前立腺が動くので外照射が不正確であることを執拗に記述しているが、それは何ら医学的な根拠がないことを示した。
・その2 - 前立腺が動くから外照射は不正確?
(3)日本において放射線治療医が少なく、医学物理士はわずかという理由にならないことで日本の外照射の技術が問題であり、外照射治療は不十分といっている。
・その6-1 憶測の文は続く
その他、手術に対しては徹底してその治療法の不十分さを記述しているが、このブログではいちいち反証はしなかった。
3.記述に関して些細な矛盾、間違いは気にしない。
(1)文の内容に関する矛盾
・その4-1 細部の綻び
・その4-2 矛盾は気にしない
(2)言葉の定義がページにより異なる。
✦HDRトリモダリティ
・その3ー1 治療例の詳細
✦高リスク群A
・その4-2 矛盾は気にしない
✦目安と推奨
・の5ー3 高リスク群Aとは?
4.リスク分類は独特なものであり、この分類に当てはまらないものがある。
このような医学的に何の根拠もない分類で治療法を推奨し、最善医療のすすめといっていることが笑止である。
この分類自体が「TNM分類は複雑すぎて、一般人にはわかりにくいだろうから、本書では悪性度による分類を使用することにしたい。」と書かれていて簡易的なことを表明しているので医学的な観点での論はあまり意味がないので積極的にはしなかった。
・その5ー1 リスク群分類に当てはまらない場合あり
・その5ー2 リスク群分類は独特だ
・その5ー3 高リスク群Aとは?
5.論文のデータによって論を進めているものがあるが、それは他の資料の違ったコンテキストで引用されたものを転用した疑いがあり、論の正当性に重大な疑義がある。
有名な臨床試験番号を間違えている。
・その6-2 恣意的な論文の引用
・その6-2 補遺 論文の発表年はあっていた
この件に関してはサイトにも書いた。
・ RTOG
・ RTOG...正しい番号判明
更に、ブログ、サイトの情報をできるだけ分かりやすくしたものを掲示板に投稿した。
・ 藤野邦夫『前立腺ガン 最善医療のすすめ』とStone氏の講演の類似
6.治療法を治療成績(論文等)で行っているが、それは2013年の時点で十分に調べた結果なのか疑問である。
・その6-3 治療法の比較は十分だったか
ここで、ブログでは書きもれたが、私が調べ一覧表にしたものの中から藤野さんが治療成績として確認できたであろう2012年7月の東北大学武田賢氏の論文の値を示そう。
5年PSA非再発率
中間リスク 100%
高リスク 82.2%
7.トリモダリティ(ブラキ)を本で定義された高リスク群A(PSAが20以上で、グリソンが8以上)の患者に対して実施している病院は少なく、限られている。
・その7 トリモダリティ実施病院は多くない
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