フードプロデューサー 南清貴氏に対する批判

"南清貴"で検索したおり、フードプロデューサーさま、ニセ医学系の健康に関する異説を唱えるなら、せめて1次ソースを調べてからにしてくださいませ。|五本木クリニック|院長ブログに至る。
南清貴『じつは怖い外食』で書いた本の表紙の画像がある南氏の牛乳・チーズ・ヨーグルト、発がん性の危険 寿命短縮や骨折増加との調査結果も | ビジネスジャーナルに対する批判の文である。


批判のひとつは「論文の詳細、元ネタを明記しないのか」ということである。「イギリスの医学誌「British Medical Journal」は、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しています」という文の元論文が明記されていないということで、五本木クリニックの院長桑満おさむ氏は元ネタ探すのに時間が掛かるといっている。以前に論じたこともあり、論文、BMJ 2014; 349を紹介している。この論文じたいが「もともと骨折しやすい人が「骨折に注意してね」とアドバイスされたために、牛乳をガブ飲みしていた可能性があり、「かなり偏った結果になったと医学関係者の間では解釈されています」とのことだ。
その他の主張にも反論していて、なんとなく納得せざるをえない。特に以下の主張は以前より思っていたことを的確に表現している。

これって「よくいわれる」「あったようです」という表現では「反論しようにも元のネタが不明」「だれ主張しだしたのかをはっきりさせない」手法って擬似科学話の特徴なんです。あと、ご自分の都合の良い解釈だけで話を進めて、あえて検証する手間を省くのです(今は昔と違ってググれば肯定論・反論がすぐに見つけられるのに)。

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