中間リスク患者すべてにホルモン治療併用が有効か

Jpn J Clin Oncol. 2023 Jun 1;53(6):514-521. 、full textを読む。 中間リスク前立腺がん患者に対して39 回で78 Gy 照射の外照射でホルモン治療の恩恵があるか否かを2つの病院のデータで示したものである。結論にはこう書かれている。DE-EBRTを受けたすべての日本人中間リスク患者にADTが必ずしも有効であるとは限らないが、GS 4 + 3…

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陽子線治療の成績(10年)

陽子線治療の成績に載せたGoogle Scholarの検索を再び実行し、次の論文をみいだした。 Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2021 Mar 15;109(4):964-974. pubmedは以下のとおり。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33186616/ 札幌逓心会病院陽子線治療センターの高木克氏を筆頭著者…

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IMRT治療、9年を過ぎての診察 思いがけない卒業

今日、一年ぶりの診察ということで病院へでかけた。 PSA は0.123で、泌尿器科の主治医は低い値といっていたので、私はもう来なくていいですかと端的にきいた。 今まで何度か同じ質問をしたことがあったが、10年フォローということになっているという答えだったので、今回も同じことをいわれると思っていたら、今日は今日で診察終わりでもう病院に来ることないとのことだった。 思いがけない言葉で、卒業はあ…

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前立腺がんとともに生きる

前立腺がんとともに8年―人のためになった治験体験 – がんプラスを読む。 治験を受けた患者の体験談が掲載されていた。 PSAのが82.4で生検を受け、がんが確定し、家から自転車で通える距離にあるがん研有明病院へ転院し、リンパ節への転移があるということでステージ4の診断。その際、PSAは136.0になっていたとのことだ。 リュープリンとカソデックスによるCAB療法を開始した。更に…

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救済放射線治療 PSA非再発率、線量

巨視的(肉眼的)局所再発に対しては72Gy以上の救済放射線治療が有効で前立腺床に精緻な画像診断で確認できた臨床的再発に対して72Gy以上の線量で救済放射線治療を行ったの場合、5年PSA非再発率が72.8%だったことを示した。 いままで救済放射線治療に関してはいろいろ書いてきた。線量に関しては救済放射線治療の線量でブログに書いた以下の記事で参照した論文をもとにまとめた。 救済放射線治療…

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