石原吉郎句集 1974

石原吉郎が俳句を詠んでいたことをしり、載っている分厚い『石原吉郎全詩集』花神社を図書館より借り出した。 句集は1974年に発行された。以下の句がきにかかった。雲真面(まおも)帝王ペンギン夏終わる リスボンはいかなる町ぞ霧の燭 みがかれし饒舌秋の厨棚 胃のなかの赤い壁画よ晩夏光 青春は刑罰青き踏みにけり あめりかへ向く銃眼や山笑ふ詩を少しよんでみたが、『サンチョ…

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