堀田季何『人類の午後』

堀田季何『人類の午後』邑書林を読む。 冒頭、少し読むとその比喩、対象にいささか閉口した。 読み進めるといくつか気にかかった句があった。以下のとおり。閉館日なれば圖書みな夏蝶に 白百合やわが遺傳子のやがて屑 文字盤を磨けば銀河遠ざかる 惑星の夏カスピ海ヨーグルト 泳ぐなり水沒都市の青空を跋によるとこの句集は五章構成となっていて、以下の内容とのこと。 前奏 非日常且…

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