ファイザーのワクチン臨床試験、被験者に軽中度の副作用

ファイザーの新型コロナワクチン後期試験、被験者に軽中度の副作用 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイトを読む。こう書かれている。
米ファイザーは15日、新型コロナウイルスワクチン候補の後期臨床試験(治験)で、被験者に主に軽度から中度の副作用が発症したと明らかにした。

投資家向けプレゼンテーションで、副作用には倦怠感や頭痛、悪寒、筋肉痛が含まれると説明。一部の被験者では高熱を含む発熱が見られたとした。治験は「盲検法」で実施されており、各被験者がワクチンか偽薬のいずれを投与されたかは分からない。
「現時点で独立監視委員会から試験を中断するよう提言は受けていない」とのことで臨床試験は継続している。有効かどうかの判明は10月中にもということで成否の分かるのはもうすぐだ。

期待していいのかどうか私には分からない。

治療が性機能へ与える影響 SHIM(Sexual Health Inventory for Men)

岩手医科大学の丹治 進氏の治療が性機能へ与える影響を読み、SHIM:Sexual Health Inventory for Men スコアをしった。

SHIMの新しい日本語訳
英語版

丹治氏の論文の要旨には次のように書かれている。
SHIM(Sexual Health Inventory for Men)スコアが治療前に12点以上で,かつ治療6か月後に8点以上の小線源治療患者55例における6,12,24,36,48および60か月後の勃起能維持(同スコア12点以上)患者率は80,55,46,54,51および56%であった.つまり,治療前に中等症以上のEDがなく,かつ治療直後に性生活の営みや性行為の機会を有すると思われる患者の半数では,治療後5年の長期にわたり勃起機能が維持されていた.
英語の点数の説明は以下のとおり。
1-7 Severe ED 8-11 Moderate ED
12-16 Mild to Moderate ED 17-21 Mild ED
22-25 No signs of ED
丹治氏の論文では12点以上か否かで判断したということのようだ。
「半数では,治療後5年の長期にわたり勃起機能が維持されていた」とみなすか「5年後には大半の人が障害を受けるという報告もあります」という表現をするかは一つの現象の表現の差だろう。

論文では小線源治療を行った400例の限局性前立腺癌患者が対象であり、その中でSHIMスコアが12点以上の軽症の勃起障害または正常な勃起能を有し(その他2つの条件を満たした)100人が対象でなおかつ治療6か月後に8点以上の人は55人ということだ。

もちろん、私は私自身のSHIM スコアを見栄をはって25点、あるいは1点ですといったことを公開する気は全くない。
まして個々の項目の点数の公開など考えられない。

定性的な報告よりSHIM スコアの個々の項目の点数を明示することが医学的に「治療が性機能へ与える影響」を明らかにすることになるのかもしれないが。

……2016年6月15日の掲示板への投稿より

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世間的な了解が崩れる今

矢部史郎さんの書いたユーミンの「醜態」と評価をめぐる地殻変動<史的ルッキズム研究7> | ハーバー・ビジネス・オンラインを読む。

京都精華大学教員の白井聡さんによる松任谷由実批判が物議をかもし、そのことより書かれた文である。白井さんといえば、『永続敗戦論』太田出版を読みその鮮やかな論、感心したものだ。最近も『戦後政治を終わらせる』NHK出版 を読み、冷戦が終わったことにより戦後の条件が変わったという指摘に納得した。

その白井さんがユーミンに対してちょっと信じられないことを書いた、そのことはとんでもないことで信じられなかった。以下のように書かれている。
歌手の松任谷由実氏がラジオ放送のなかで、安倍首相の辞任会見に触れ、「見ていて泣いちゃった。切なくて」と感想を述べたことに対し、白井氏は自身のFacebookで強く非難します。「荒井由実のまま夭逝すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために」と書いたのです。
これは多分にユーミン愛を拗らせた言かと思うが、まあ言論人として書いてはいけない表現である。

白井さんの謝罪のtweetは以下のとおり。
9:00 AM · Sep 3, 2020·Twitte

芸能人が政治的な発言をすることはそれが反政府側にたっている場合は非難される。それが政府寄りの発言はなんら咎められることはない、その空気からいえば白井さんはユーミンの発言は放っておけばよかったのだ。まだ多くのファンがいるユーミンの感性が辞任に涙したということを広言したことが許し難かったのだろう。
荒井由実の歌にもきっとその包含はあり、それを白井さんは認識していなかっただけと思う。

矢部さんは10年前であればユーミンに対して「醜態」という人はいないと書き、「コピーライターの糸井重里氏が「つまらないやつ」という評価」をされ、社会学者・上野千鶴子氏が現在では、「数多いフェミニストから批判され、総スカン」という状況であると書く。「世間的な了解が、崩れていきます」ということだが、知性による批判が少なくなっただけかもしれない。
白井さんはその嫌悪する「反知性主義」に堕したとしかいいようがない。

矢部さんは文の最後にこう書く。
ユーミンは、「素敵なもの」から「醜態をさらすもの」へと、評価が一変したのです。振り返ってみれば、ずいぶん薄っぺらいものをありがたがっていたんだなあと、長い夢から覚めたような感慨をおぼえます。
私は薄っぺらと知りつつユーミンの抒情を愛でる。それはたとえ、プチブル女の感傷だとしても。