奈良原一高氏逝去

東京都写真美術館で開催されている「山沢栄子 私の現代」展の評をみるために訪問した美術手帖で奈良原一高さんが1月19日に亡くなったことをしった。
奈良原一高が逝去。「人間の土地」や「王国」で大きな足跡残す

その端正な構成の写真、みると感心するといった言葉以外はでてこない。
もちろん、被写体の状況をおいての鑑賞は不十分なものだということはしってはいるが、このような鑑賞法をいまさら変えることは多分ないだろう。

美食の日々 豪華11店リスト

「首相動静」をもとにした安倍首相の美食の日々 年末年始に訪れた超豪華11店リストを読む。私費でどれだけ予約が困難な店でどのような美食三昧の生活をおくろうが、それは個人の勝手である。もし、政治資金管理団体による飲食を伴う会合費としてのものだったとしても「政治資金については法令にのっとり報告している」ならばこれも特に問題とするところではない。

東京新聞の報道、政治資金で飲食 麻生氏突出 閣僚3人 1000万円超にはこう書かれている。
昨年九月発足の第四次安倍再改造内閣の首相・閣僚計二十人のうち、資金管理団体の収支報告書に飲食を伴う会合費を記載していたのは十一人。麻生氏の約二千四百六十二万円が突出し、次いで武田良太国家公安委員長兼防災担当相の約千五百十万円、茂木敏充外相の約千四百三十九万円。安倍首相は約五百三十四万円だった。
安倍首相が突出して多いわけではない。

今まで、いったことはなく、今後もいく可能性のない店ということではあるが、検索し、以下に列挙する。
12月28日〜1月8日
1.京都瓢喜 赤坂店
2.ザ タヴァン グリル&ラウンジ
3.赤坂 維新號
4.グランドハイアット東京 チャイナルーム
5.グランドハイアット東京 フレンチ キッチン
6.グランドハイアット東京 フィオレンティーナ
7.グランドハイアット東京 オーク ドア
8.グランドハイアット東京 旬房
9.阿佐ヶ谷南 SATOブリアン本店 *
10.ホテルニューオータニ 千羽鶴
11.東京吉兆本店

ただし、2日は「フレンチ キッチン」でフレンチディナー、3日昼に再び「旬房」で和食を堪能と同じ店を訪れている。

* 店のサイトがみつからなかったので、紹介記事をリンク

記事はマスコミ関係者との食事会を紹介している。

1.12月17日、報道各社の首相番記者と懇談 福の花 神田小川町店
2.1月10日、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、NHK、日本テレビ、テレビ東京などのマスコミ幹部らと会食 京都つゆしゃぶCHIRIRI 銀座京橋店

最後にこうしめくくっている。
首相が私的に楽しむグルメ三昧に目くじらを立てるつもりはない。しかし国家の最高実力者と、権力を監視する役割を担うマスコミが密室で繰り広げる「夜の会食」は、はたして健全と言えるのだろうか──食通垂涎の名店が並ぶ年末年始の「首相動静」からは、そんな問題が浮かび上がってくる。

がん診断から1年以内の自殺死

前立腺がんに罹ったから拳銃自殺 『ジャズメン死亡診断書』で前立腺がんと診断されて自殺したジャズメンのことを書いた。

Ain Shams University の Anas M. Saad 氏を筆頭著者とする論文、Suicidal death within a year of a cancer diagnosis: A population-based study.を読んだ。

がんの診断から1年以内の自殺リスクを調べたもので、癌診断後の自殺リスクの最近の傾向を評価した規模の大きい研究である。

膵臓がんおよび肺がんはの診断後に自殺のリスクは高く結腸直腸癌も診断後、自殺のリスクは大幅に増加した。しかし、乳がんおよび前立腺がんの診断後、自殺死のリスクは有意に増加しなかった。

結論として次のように書かれている。
自殺のリスクは、一般集団と比較してがんの診断後最初の1年で著しく増加し、この増加は癌の種類と予後によって異なる。
前立腺がんに関しては生存率 ...前立腺がんではなかなか死なないで書いたようにそう死に直面するがんではない(特に限局がんの場合)ということは周知の事実であり、診断後、一年以内に自殺する人は少ないといえるだろう。

AIの句作は人間を超えるか

本物そっくりAIモデル 俳句でも素人超 2020年AI先読み通信簿2 国語・美術(表現) :日本経済新聞を読む。
以下の手順での句作である。
AIはまず、数十万の俳句に多く登場する単語の並びを学習する。その上で「17文字で作る」といった俳句のルールに基づいて単語を並べる。
学習の対象となるのは稚拙な句は排除されているのだろうか。

かつて桑原武夫は『第二芸術』で俳句を「第二芸術」とも呼ぶべきと断じた。1) その著書の中で著名な俳人の句と無名な俳人の句を比較ということは現代では著名な俳人の句とAIで作られた句の比較ということになるだろうか。

私は記事であげられているAI作の「かなしみの片手ひらいて渡り鳥」、そういいとは思わない。


1) 今もつづく「第二芸術論」の衝撃を参照